コラム

■さてさて、今年も始まりました!

昨日、中学受験の他県入試が始まり、夜半には受験した子供たち全員の合格の連絡が届きました。2月に控えた第一志望中入試の前哨戦とはいえ、「いよいよ始まったなあ」といったところです。続けて、今月後半からは高校入試のほうも「滑り止め」や「特待生の権利獲り」を目的とした他県入試がスタートします。

この段階での入試はあくまで2月本番に向けての準備と考えていますから、子供たちには今回の失敗や次回に修正すべき事柄をメモなどに箇条書きさせておくことが絶対に必要です。入試期間は短いようで受験生にとっては意外に長いもので、受験をひとつ越えるごとにさらなる成長がのぞめますからね。前哨戦での修正点を残り3週間の受験勉強の中で強く意識させながら、最後の指導を行っていくことになるわけです。

ギリギリのところで受験をする子供たちにとっては、合否はやはり「問題の出方ひとつ」でしょうが、何とかここまで頑張って「勝ち負けのレヴェル」にたどり着いたこの子たちに最高の達成感を味あわせてあげたいものです。残念ながら、私自身には第一志望合格といった経験がないものですから、なおさら強くそう思いますね。

どうか、この子たちが後悔のない受験ができますよう、そして、受験の神様のご加護がありますように!

今年もまた、受験生たちの教室には「耐雪梅花麗」の五文字が掛かっています。

Takahide Kita

■中学受験生、みんながんばれ!あともう少しだ!

私、保護者の方によく言うんですが、もし迷っているなら、だまされたつもりでもいいので中学入試の勉強はやらせておいたほうがいいですよ。

第一志望中学に合格できるにせよ、残念な結果に終わるにせよ、私立難関上位中を目指して受験勉強を頑張ってきた中学受験生たちはその時点で同世代の子供たちの中で一定の学力上位層には確実に入っていますからね。中学入試を終えた12歳の時点では結構なアドバンテージをもった有利なポジションをとれているというわけなんですよ。

10年以上前になりますが、新中学1年生の授業を保護者のみなさんに見学してもらったことがあります。15名ほどのクラスでしたが、その中に私立中学を目指して受験勉強を経験した生徒が4、5名在籍していたんです。そこで、座席表を保護者のみなさんにお渡しし、「中学受験をした生徒をあてていただく」といった試みをやってみたんですよね。僅か30分程度の見学時間でしたが、みなさんほぼ完璧に的中されたことを鮮やかに記憶しています。

学校で授業を受けていたり、運動場で遊んでいたりでは全く見分けがつきませんが、進学塾でバリッとした授業に出席させると・・・「ほんとうに、ここまで違うのか!」を実感することになります。授業の聞き方、ノートのとり方、問題を解くテンポ、質問などの発言のタイミング、それらすべてにおいて全く異なる生き物のように見えるでしょうね。

「12歳における完成度」を競う中学入試、もう目の前まで迫っています。本番までに残された授業回数も数えることができるほどになってきました。以前にもこのコラムに書きましたが、毎年中学入試が近づいてくると同じ言葉を子供たちに掛けている私がいます。「最後まで頑張って、やり抜いて、それで不合格になっても、誰も君を責めないよ。お父さんも、お母さんも、誰もあなたを責めたりはしないからね。」

この子たちには、第一志望中学の合否結果にかかわらず、今現在その手に掴んでいるポジションを大事にして、そこからそれぞれの未来を切り拓いていってもらいたいと心から願います。なんせ、私自身も通ってきた道ですから。

Takahide Kita