■ようやく「酔芙蓉」に再会できました!
私の好きな花のひとつに酔芙蓉というのがあります。芙蓉の一種ですから、夏の終わりごろから秋にかけて開花するんですが、この花がなかなか風流なんですよね。
朝のうちは真っ白な花なんですが、午後になると薄くピンク色に変化して、夕方にはもう完全なピンク色の花になっちゃうんです。そうです、だから「酔芙蓉」なんですよ。
昼過ぎからお酒を飲み始めて、だんだん赤ら顔になって、夕方あたりには出来上がっちゃうというわけです。
以前、うちの家にもありましてね。初秋の休みの日なんかには、まだ暖かいので、バルコニーの長椅子に座って、この花を見ながらビールを一杯やるんです。まあ、花と一緒に酔っていく感じで、とっても心地よかった記憶があります。
5年前、引っ越す際に荷物を減らそうとして、ご近所の方にもらっていただいたんですよね。その後、折にふれてまた手元に欲しいなあ、とは考えていたんですが、これがなかなかめぐりあえずにそのままになっていたんです。
先日、私としてはほんとうに珍しいことなんですが、仕事の合間に小腹が空いちゃいまして、会社の近くのラーメン屋に行ったんです。その帰りに信号待ちをしていたとき、ふと花屋の店頭に目がいきまして・・・「おおっ!酔芙蓉、やっと見つけた!」といった具合いです。しかも、最後の一鉢だったんですよね。久しぶりの再会で、少しばかり感動しちゃいましたよ。
確かこいつは寒さにはそんなに強いほうではなかったと思いますから、これから冬に向けて、ちゃんと面倒をみてあげなければなりませんよね。
PEGでは今週も新たに2名の新規入塾があり、私たちの責任感を向ける対象が2名増えたわけなんですが、それに加えて私の担当する子供が一人増えたような気持ちです。
Takahide Kita