コラム

「人は追い詰められると・・・」

今年もここにきて一気に気温が下がり、秋めいてきました。

入学試験本番まで残すところあと100日余りです。

入試が近づいてくると毎年思うことがあります。

生徒も講師も追い詰められてくると思わぬ力を発揮したり、またその逆に思わぬ取り乱し方をしたりします。要はそれぞれの本性が出ちゃうんですね。

ふだんは「大丈夫かなぁ・・・」なんて思っていた静かな子供がどんどん腹がすわってきて、受験した格上6校すべてに合格!「入試を通してほんとうに強くなったなぁ、大人になったなぁ」なんてよくあります。

一方で、ふだんは結構強気でえらそうなことを言っているベテラン講師が入試本番に近づくにつれて生徒の悪い点ばかりを指摘し始めて受験校のレベルをどんどん下げていったり、合格発表の時間帯にどっかに雲隠れしちゃったり、ひどいのは入試から発表後までの10日間ほど体調不良ということで出てこなくなる、なんてのもありましたね。

私たち進学塾の講師は子供たちに結構えらそうなことを言っているんですよね。

生徒が受験勉強で苦しいときなんかに、「ここが勝負どころだ、辛抱だ!絶対に逃げちゃいけないぞ!」なんてね。

だから、私たちは絶対に逃げちゃいけない。逃げられない。

また今年も、そういったギリギリのところで生徒や保護者のみなさんと向き合う季節になってきました。

保護者のみなさん、心配しなくても大丈夫ですよ。うちにはそんな逃げ上手な講師、一人もいませんから。(笑)

Takahide Kita

私たちの考える「やさしさ」・・・

よく聞くんですよね、「大丈夫だよ!」、「ドンマイ、何とかなるよ!」って言葉。

でも、そのほとんどの場合が大丈夫じゃないし、お互いに何ともならないことが分かっているんですよね。こんな冷たい言葉はないよな・・・って、思いませんか?

相手のことがほんとうに大事なら、「お前のここがダメで、もっとこうしなくちゃいけない」って言ってあげなきゃね。

「この人(生徒)に同じ失敗を繰り返させない、二度とこんな惨めな思いはさせない!」

「そのためには、今すぐにこの部分を改めてこうすべきだよ」

「おれも協力するしできる限り一緒にやるから、もう一度やりなおそう!」

私たちは、このように生徒一人ひとりと向き合います。

これがほんとうの「やさしさ」だと信じていますから。

Takahide Kita