コラム

やるまえから、あれこれ悩まない!

入塾希望者の面談を行っていて、いつも思うことがあります。

「今から入塾しても大丈夫ですか?」、「今までやってきている生徒たちの中に入って問題なくついていけますか?」

これに対する私の回答は、

「大丈夫なわけないでしょう、そんなのあたり前です。」、「もちろん問題はいっぱい起こりますよ。」

私に言わせれば、「全く問題ありません」なんて言っちゃう方がどうにかしている。もし、そんなこと言ってる学習塾があったら、まず疑ってかかったほうがいいですよ。

それじゃあ、今まで通ってきている子供たちは何なの???   受講料返してあげたほうがいいんじゃない?

問題が発生するほうがあたり前で、要はその問題が発生したときにどれだけ的確にかつスピーディに解決できるかが重要なんです。その上で、入塾した後の成果が出るための方策とスケジュールを具体的に示すことが大事なんです。

新約聖書にもありますよ。

民衆:「主よ、どうか私たちの不安を取り除いてください」

キリスト:「わかりました、取り除いてあげましょう。では、あなたたちの不安をここに見せてみなさい。」

民衆:「・・・」

人間の思いや行動パターンって、どんなに社会機能が発達しても、二千年前とほとんど変わっていないんですよね。

問題の核心部分のまわりをぐるぐるまわってばかりでは何も解決できません。まだ起きてもいないことを不安に思い、何も始められずにいることのリスクのほうがはるかに大きいんですよ。

Takahide Kita