■中学生になる前に身につけておきたい習慣
冬期講習も後半に入っていますが、昨日ちょうど、新中1の新年度入塾希望生との面談がありましたので、標記のテーマについて記します。
細かいことをあげればきりがないですが、最も大事なことをあげるとすれば、「やるべきときにやっておく」、「できるようになるまでやる」習慣を身につけさせることでしょうか。
勉強でも仕事でも、本来やっておくべき時にやっておかないと苦しくなります。今すぐにやらなければならないことや、明日までに締め切りの課題や仕事が山積しているような時って、ほんとうに嫌になりますよね。逃げ出したくなってしまいます。
一方で、今やっておくべきことはすべて終わっていて、これから先のことを「もっとこうしよう」、「ここはこうしたほうが効果的かな」なんて考えているときは勉強も仕事も楽しくなってきます。
今の多くの小学生はあらゆる場面で、出来るようになるまでやりきることを経験していないように感じます。例えば、鉄棒の「逆上がり」なんてクラスの半分近くも出来ないままになっているようです。「逆立ち」なんてのはもっとひどいんでしょうね。一昔前までは小学4年生あたりで、出来ないと放課後に居残りで鉄棒の練習をしていたように思います。私なんかも出来るようにならないと恥ずかしいし、放課後に友達と遊ぶ時間がなくなってしまうのが嫌で、必死に練習した記憶があります。結果、クラスで出来ないのは、やたら運動神経が鈍い女子が一人とかなり太った男子が一人なんて感じでしたね。「逆立ち」は友達との遊びの中で絶対必要でしたので、自宅の壁に向かって繰り返し練習したものです。
勉強のほうでは「分数計算」なんてのもそうですね。放課後に班単位で出来るまでやらされていました。
私いつも思いますよ、「やれば、やらせれば絶対にできるのに・・・この子にだけ出来ない理由なんてないよね。」
どんなに素晴らしい人やモノでも、できない理由やダメな理由はさがせば出てくるものですからね。
Takahide Kita