■立場をかえれば・・・
あと今年も残すところ、もう3日間となりました。クリスマスも終わり、今はお正月の準備に何かと慌しい毎日ですよね。
ところで、クリスマスのニワトリさん、どんな気持ちだったんでしょうね。世界中でクリスマスのお祝いにチキンが振舞われますよね。ニワトリからすれば、クリスマスが近づいてくると毎日が生きた心地がしないんじゃあないでしょうか。朝起きたら、同じ鶏舎で語りあってきた隣りのニワトリ君がいない!なんて、ショックでしょうね。
ひとつの事柄でも立ち位置をかえて、見方がかわれば全く違ったように見えます。
私は物事を結構はっきり言うタイプだと思いますが、自分の考え方はともかくとして、自分と異なった考えを聞くことを自分自身に言い聞かせています。
私自身が結構極端な考え方になりやすい性質なので、自分に意見をしてくれたり、アンチテーゼを示してくれる人は不可欠なんですよね。
昔、学校で先生に言われたことがあるんです。「お前はもっと人とわかりあうようにせなあかん。」てね。私、「人とわかりあうってどうすればいいんですか?」なんて先生に聞いてみたら、先生「そりゃ、もっと相手の立場になって考えることやろ。」とおっしゃったんですよ。私、「そんなの無理です。生まれた場所も育った家も現在の環境も全く違うのに、相手の立場になんかなれません。」先生、「なら、お前が考えとる『わかりあう』ってどういうことなんか?」って。私、生意気にも言いましたよ。「相手は、この人は自分とは違うんだな。だから、相手を尊重しなければいけない。おれの考えをこの人に押し付けたりしちゃいけない。わかりあうってこういうことです。」なんてね。その時確か先生にむちゃくちゃ怒られた記憶があります。
自分が強く信じることと全く真逆の位置に同じだけの質と量を備えた人の思いがある。なんか、ぼんやりですけど、いつもそう感じながら日々を過ごしています。
Takahide Kita