コラム

■「耐雪梅花麗」(ゆきにたえてばいかうるわし)

受験校決定の面談も無事通過し、出願校もほぼ確定しました。今年の子供たちもこの場をよく踏ん張ったと思います。

この時期の受験生はとにかく弱気になりがちで、学校の先生から勧められる単願推薦や怪しげな学校の併願推薦に飛びついたりもします。うちの子たちは原則、一般入試ですから合格については何らの保証はありません。でも、そういった競争(入学試験)を自分自身の力で突破するからこそ合格の味もひとしおですし、これから先の自信にもつながります。何よりその先の自分を大事にしていけるようになります。

保護者のみなさんにもよく踏ん張っていただきました。学校の面談では受験生以上に不安になられることもあったことと思います。しかも、まともな上位校では一般入試に合格できたとしても延納制度がありません。ほんとうにありがとうございました。

不合格になることをおそれて逃げ出すことなく、あるべき姿を最後まで諦めずにこだわり続けた生徒・保護者のみなさんに敬意を表します。あとは、残り2ヶ月を悔いなくやりきって大きな花を咲かせましょう。

ここから入試本番までの勉強は世の中がクリスマスや正月などのイベントで楽しく盛り上がる中で日々ストイックにやっていかなければなりません。受験生一人ひとりにとって、今までの勉強の中でも最も苦しい時期となります。マラソンで言えば35キロ過ぎといったところでしょうか。さあ、ここからが勝負です!

最後に、女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんの座右の銘です。

「何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」

(2月には綺麗な梅の花が咲くことを願って、本日より受験終了までの期間、標記の「耐雪梅花麗」を校舎に掲示します。)

Takahide Kita

■京都市上京区馬喰町「北野の天神さん」にて

梅鉢に三段松のちょうちんのかかった門をくぐって、よっしゃあ!(500円玉チャリーン、二礼二拍一礼)

今年の入試もよろしゅう頼んます。特に今年は内申、偏差値ともにかなりきついんで、例年以上のパワーで頼んます!

神様「またお前か。今年の受験生はどんな感じや?」

こんな感じですわ・・・

神様「そりゃ、キツイなぁ。」

そこを何とか頼んますよ。もうかれこれ30年以上のながい付き合いでんがな。昨日今日始めて来る一見さんやないんやから。うちなんか、まあ言うたらお得意さんでっしゃろ。

神様「あかん、無理やな。お前のほうで何とかせえ。」

何言うてはるんですか!こっちの力だけで何とかなるんやったら、わざわざ新幹線代使うてここまで来まへんがな。しかも今年は3回来てるんでっせ。

神様「そない言うても、これはキツイ・・・やっぱり無理やな。」

ちょっと待ってぇーな。無理や無理やばっかり言わはってからに。神様なんやから無理の一つも通せんで何の神様なん!神様かて賽銭に供物あげてもうて仕事せんかったら、すっきりしまへんやろ。しかもおたくはこの道のプロ中のプロや。今年は今までにないくらいのええ仕事で格好ええとこ見せてほしいわ。

神様「・・・・・・」

(追加で100円チャリーン!)

神様「お前にそこまで言われたら、しゃあないなぁ・・・今回は特別やで。そのかわり、お前んとこの受験生にはしっかりやるようにちゃんと伝えとけよ。」

さすが神さんや!おおきに!

Takahide Kita