■これって「おもしろい」ですね!
東京都は私立高校の実質的な授業料無償化の方向性を決めましたよね。世帯収入の制限は付いていますが、親の財布をあまり気にせずに進路を選択できるという点で勉強を頑張っている中学生には朗報です。
私は朝食をとりながら東京MXの番組テロップで初めてこのことを知ったんですが、その時にふっと二つのことを考えました。
まず第一は、この制度が導入された場合、都立高校の統廃合が進むのかということです。都立難関上位校といわれる進学重点校やそれぞれに特色を出そうとしている単位制の都立、そして職業科はいいとして、それ以外の「とりあえず普通科」高校はどうなっちゃうんでしょうね。授業料が安いということ以外にこれといって強調材料がないですからね。存在意義を問われることは必至でしょう。
従来はこれらの都立高校が担っていた役割を私立の中堅以下の高校に振り向ける。まあ、これぐらいの政策意図がなければ、単に教育関連の歳出が増えるというだけになってしまいますからね。それに、都立高校には広大な敷地と建物があるでしょ、これって様々に転用できるんじゃないでしょうか。目下の需要の高いところでは、老人福祉関連の施設をはじめとして保育所、託児所併設型の公共施設なんかにすれば見事「あわせ技一本!」ということになると思いますよ。
もう一つは、この制度導入以降の成績上位生の志願者動向と上位各校の受験状況の変化についてです。まあこれは純粋に進学塾の講師としての興味なんですけどね・・・
いろんな大手進学塾さんや模擬試験の運営会社さんがこれから様々なファクターを研究、分析していただいて説明会資料などにまとめていただけると思いますので、そこはお任せしておくとします。ただ、私立の難関上位校、なかでも進学校については確実に「選別と二極化」が進むと思いますよ。また、この十年余りの間に高校募集を停止した中高一貫型の進学校が高校募集再開なんていうのもあるかもしれません。
なんか、ほんとうに楽しくなってきちゃいました。
Takahide Kita