■聞きたくない、そして見たくない!
働き方改革とかの話、以前に少しだけこのコラムでも取り上げたことがありましたが、それにまつわることなのかどうなのか、最近嫌な話を耳にしちゃいましてね。蒸し暑い時期で寝つきが悪くなってきているのに、寝覚めまでも悪くなってしまいました。
私の複数の知人から聞いたんですが、大手の学習塾で最近、若い職員のみなさんが有給休暇をとるのが流行しているようなんですよ。まあ、それ自体は問題はないんでしょうが、なんと!入試本番真っ只中の2月初旬にまとめて有給を申請したりするそうなんです。以前から、入試本番の時期に体調を崩したとか、あそこが痛いここが痛いとかで一番大事な局面で居なくなっちゃうような御方はいらっしゃいましたが、さすがにここまで堂々と有給休暇をとるような話は耳にしたことがありませんでした。たしかに入試に携わる者としては最も苦しい時期ではありますが、その期間に職場を留守にしている自分をイメージすることすら出来ないですよね。
こうなってくると、腹が立つというよりは、もはや開いた口がふさがらないといった類のもので・・・これでは、学習塾の講師としての用を足さないですね。一番大変な時期にその対応に振り回される上司や周りの職員の方、そして子供たちがなんともお気の毒でやるせなくなります。その方々の責任感はどっちの方向を向いているのでしょうか。
あと先日、とある私立高校の学習塾対象の説明会があったんですが、そこでは嫌なものを目にしちゃいました。まあ、いつものことなんですけどね・・・
私、学習塾対象の学校説明会って、出来るだけ行かないようにしてるんです。というのは、毎度毎度、とにかく恥ずかしくその場に居るのがほんとうに苦しくなってきちゃうんですよね。どうして学習塾のセンセイはあんなに遅刻が多いんでしょうかね。毎回、2割ぐらいのみなさんが遅刻して会場に入ってこられます。同じ職種の者としていたたまれなくなりますよね。しかも、そのあとに準備されている懇親会と称する食事会にだけはきっちり出席なさいます。
今回も、遅刻してきたセンセイ方が結構な数いらっしゃいましたが、その中に以前同じ職場で見知った顔があったものですから、ついその方に説教してしまいました。
とにかく、子供たちを指導する立場にあるのに、だらしないのはダメですよね。私も含めて教室では偉そうなことを言っているわけですからね。この方々の羞恥心はどっちの方向を向いているのでしょうか。
Takahide Kita