■怠け者の節句働き
GWの休暇もあとわずかとなりましたが、休めるときにしっかり休んでおくのは大事なことですよね。私たちにとっての大型連休はGW、お盆、それとお正月といったところでしょうか。
私は今回の休暇を関西で過ごしましたが、今年は京都先斗町で「鴨川をどり」を観覧してきました。
京都五花街のひとつ先斗町の歌舞練場で舞妓、芸妓のみなさんが勢揃いで日頃修練の芸を披露され、例年5月1日から1ヶ月弱続きます。出演者の中には見知った顔もあり、舞妓さんにたてていただいたお茶をいただいたりしながら、とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
同時に都の夏の風物詩でもある「鴨川床」も始まります。もちろん、行きつけの料理屋さんで早々に川床も満喫させていただきました。この時期は鮎や鱧はまだ早いので、とりあえず京湯葉をいただいたんですが、いつものことながら「目にも美味し」かったですね。
さて、表題の「怠け者の節句働き」ですが、よく意味を間違って使われます。私にも経験がありますが、普段怠けているためにテスト直前になって徹夜で試験勉強をするはめになったりとか・・・ではありません。日頃働きの悪い者が人が休んでいるときにかぎって、これ見よがしに働き、あたかも自分が働き者であるかのようにアピールするといった類のものをいいます。自分を良く見せたり、後ろめたさを覆い隠すのが目的で、本質的な成果をあげるための仕事とは真逆のものです。
私たち学習塾の場合でも、似たように見えるモノがあります。正月特訓なんてのはそうなんでしょうね。場合によっては9月から始まる後期日曜特訓などもそう映るかもしれませんね。
だからこそ、その内容を充実させて受験生たちの合格する力を増進していくものにしなければなりません。決してイベント的なものにすることなく、その年度にお預かりした子供たちの学力状況を考え抜いた上で、講座内容や教材を一から決めることが不可欠です。
PEGは入塾の際に全ての生徒、保護者のみなさんとお約束しています。「子供たちの学力向上と成長にとって必要なことは全てやります。そこに塾側の都合や要請を入れることは絶対にありません」とね。
本来は本科の授業と講習で十分に合格までの力をつけなければならないわけなんですが、現在、PEGでお預かりしている受験生にとっては残念ながら日曜特訓や正月特訓は必要と言わざるをえません。私たちの指導力がもっともっと高いところにあれば必要のないモノですから、保護者のみなさんにはPEGの側からお願いして受講していただいている形です。もちろん、受講料をいただくことなんてできません。それこそ「怠け者の節句働き」と言われないように、まずは日々の本科や講習での指導に全力を傾けます。
本日から5月度の授業がスタートしますが、小3から中3までの多くの子供たちが早々にPEG自修館(自学教室)で勉強中です!
そういえば、昨日は端午の節句でしたよね。みなさんは菖蒲湯つかわれましたか?
Takahide Kita