■受験生といえども・・・
家庭にとっては受験生がいるだけでその一年間、結構不幸ですよね。
家族旅行なんかにも出かけにくいでしょうし、お正月なんかは入試直前ですから家族揃って派手に新年を祝うなんてのもやりにくいですよね。普段の生活でもついつい気をつかっちゃう。とにかく受験勉強の優先順位を一番においてストイックな生活をしているわけですから、周りとしても、「まあこの時期はしょうがないかな・・・」なんて様々なことをつい大目にみてしまう。
結果、受験生本人の「王子様・お姫様化」や「貴族特権階級化」が進行する、なんて状況が例年発生します。
私、入試が近づいてくると毎年こんな声かけしますよ。
「今日は家の手伝い何かやったか?一日に最低一つはやらんとな!」
「お前まさか、自分の部屋の掃除とか親にやらしたりしてるんちがうやろな!」
「その弁当、自分で作ったんか?そうか、おかあちゃんが作ってくれたんか。おかあちゃんにありがとうの一言でも言わんとあかんぞ!」
*ちなみに、うちの教室長は毎日自分でおにぎりを作っております。(ご立派!!)
確かに、受験生はストレスがたまります。でも特別扱いなんかする必要はありません。自分の部屋にこもって、家の中のことはすべて「上げ膳据え膳」なんてのは、気持ち悪いでしょ。少なくとも、私の教え子にはいてほしくないですね。
師走の忙しい時期、家族の一員としてやるべきことはしっかりやる。
受験の神様は、そういったこともちゃんとご覧になっていると思いますよ。
Takahide Kita