■「自然体」に憧れます
「自然体」って言葉、いいですよね。大好きです。
でも、自然体を気取っている人、ほんとうに多いですよね。この手の「なーんちゃって自然体」、こちらは大嫌いです。
いざとなった時にものの役にたたない。鉄火場なのに空気が読めず、「そもそも・・・」なんて言い始めて足を引っ張る。はっきり言って邪魔になります。
「世の中、お金だけじゃないよね」、「人間は学力だけじゃないよね」全くもってそのとおりです。この宇宙で数少ない真理と言ってもいいくらいです。しかし、これって能動的にやりきって、その先に至って初めて口にできる言葉でしょう。やりもせず、やる前から・・・そういう人いますよね。
作家の城山三郎さんは小説の中の主人公にこう語らせています。
「出世ばかりの男はつまらない。しかし、出世を諦めた男はもっとつまらない。」
とことんやってみて、行けるところまで行ってみないことには自分自身の居場所ってわからないと思いませんか。やれるところまでやって、何かを成し遂げて、その上での「自然体」・・・これってものすごい凄みがありますよね。
おそらく私には一生かけてもたどり着けないように思います。(決して諦めてはいませんが・・・)
だからこそ、憧れます。
Takahide Kita