「不合格」について考える
まともな学校の入学試験では合格者よりも不合格者のほうが圧倒的に多いでしょ。「不合格」ということは「あなたはうちの学校には入学する資格がない」と言われたわけですよね。まあ、首から上の自分を否定されたわけです。だから、受験生も保護者もとにかくこれに怯えちゃう。
怯える必要なんかないのに・・・だって、こういうことって社会に出たら日常茶飯ですよね。大好きな女の子(男の子)に告白して、ふられるのと同じでしょう。ちなみに、私の場合は女の子にふられるほうがよりダメージが大きいですね!(笑)
「不合格」になったという事実は変えようがない。しかし、そこから先のやりようが大事で、そのやりようによってはこの「不合格」の持つ意味を変えることはできるんですよ。
「自分には何が足りなかったのか?」って考える。そして、また新たなポジションをとって次の目標に向かう。もちろん、全力を尽くしての「不合格」であったことが大前提なんですけどね。
私、毎年受験生にこういった声かけするんですよ。何回も、毎日のように、繰り返してね。特に、入試本番が近づいてだんだん元気がないように見える中学受験生には。
「○○中学に落ちてもいいんだよ。お父さんも、お母さんも、誰もお前のことを絶対に責めたりしないから!」
12歳の子が、責められると思ってるんですよ。恥ずかしいと思ってるんですよ。
「不合格」は確かに残念ですが、決して恥ずかしいことなんかじゃないのに・・・
Takahide Kita