コラム

■「えっ!30,000人?」

ものの本によれば、人は一生のうちに30,000人の人と出会うそうです。

今さら、自分の場合は・・・と数えることはとてもできませんが、私は仕事柄もう少し多いのでしょうか。

私、よく言います。PEGには良き上司も部下もいりません。良き友人と良き隣人、仲間に恵まれたいですね。もちろん、私なんかも含めて人は欠陥だらけですから「完全無欠の人」なんかを求めてはいません。この人はここの部分は赤点の20点やけど、こちらの部分は100点満点なんてのがとっても魅力的ですね。

関西にいた頃、酒が一杯入るといつも決まって「町はなぁ、かやくご飯みたいなもんや!」という枕詞から長々と話をする御仁がおられましたね。どんなにおいしいカシワ(関西方面で鶏肉のことです)が入っていても、こんにゃくも油揚げもないと味気なくて寂しいですからね。弓の名人や槍の名手、はたまたソロバンの達人なんかもいいですね。

今年もあと僅かとなりましたが、新しく迎える年も、「ああ、この人に巡りあえてほんとうによかった」と心から思える人をまた一人また一人と増やしていきたいものです。

では、最後に一曲、「あなたに逢えてよかったぁ~あなたには希望の匂いがする~♬」

Takahide Kita

■受験生といえども・・・

家庭にとっては受験生がいるだけでその一年間、結構不幸ですよね。

家族旅行なんかにも出かけにくいでしょうし、お正月なんかは入試直前ですから家族揃って派手に新年を祝うなんてのもやりにくいですよね。普段の生活でもついつい気をつかっちゃう。とにかく受験勉強の優先順位を一番においてストイックな生活をしているわけですから、周りとしても、「まあこの時期はしょうがないかな・・・」なんて様々なことをつい大目にみてしまう。

結果、受験生本人の「王子様・お姫様化」や「貴族特権階級化」が進行する、なんて状況が例年発生します。

私、入試が近づいてくると毎年こんな声かけしますよ。

「今日は家の手伝い何かやったか?一日に最低一つはやらんとな!」

「お前まさか、自分の部屋の掃除とか親にやらしたりしてるんちがうやろな!」

「その弁当、自分で作ったんか?そうか、おかあちゃんが作ってくれたんか。おかあちゃんにありがとうの一言でも言わんとあかんぞ!」

*ちなみに、うちの教室長は毎日自分でおにぎりを作っております。(ご立派!!)

確かに、受験生はストレスがたまります。でも特別扱いなんかする必要はありません。自分の部屋にこもって、家の中のことはすべて「上げ膳据え膳」なんてのは、気持ち悪いでしょ。少なくとも、私の教え子にはいてほしくないですね。

師走の忙しい時期、家族の一員としてやるべきことはしっかりやる。

受験の神様は、そういったこともちゃんとご覧になっていると思いますよ。

Takahide Kita